飲日

好きなものは好きだし嫌いなものは嫌いです

四文屋

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四文屋が好きだ。

昼食にも行くし、夜も行く。

昼は500円からありどれも絶品だ。

中でも自分は700円のサーロインステーキ丼に目がない。

毎日でも食べたい。

夜には会社の連中とまず1軒目に行くことがある。二、三杯飲んで好きなつまみをちょこちょこ摘んで一人二千円程だ。有名な地酒も寝かせたウィスキーも無いがそれがいい。

あそこはやっすい芋なんかを煽ってホルモン漬けをくちゃくちゃ食う店だから( ¨̮ )

the GIFT Tour Hi-STANDARD @真駒内セキスイハイムアイスアリーナ

f:id:ip0820:20171121125021j:plain11月18日

真駒内セキスイハイムアイスアリーナにて行われたハイスタンダード

theGIFTツアーに行ってきた

俺はいわゆるハイスタ世代のど真ん中で大学一年生の時にドップリとメロコアの魅力に取り憑かれてしまった。

それまではGLAY黒夢を愛するカッペ少年だったのだが、まぁよくいる奴だ。

ショーパン履いてTシャツ着てバンズ履いてバンダナまでした

色んなライブに行くようになりダイブやクラウドサーフも覚えた

メロコアやハードコア、パンク、メタルまで守備範囲は広がっていった。

JPOPは一切聞かなくなり、それがカッケーと思っていた。

まぁよくいる奴だ。

ちなみにヒップホップやレゲェも聞かず、そう言うのが好きな奴とはソリが合わなかった。と言うかあまり仲良くなる機会がなかった。

俺らはライブハウスでそいつらはクラブによく行った。

ソバット、リーチ、ハスキ、キャプヘジ、ショーサ、POTSHOTbrahman

ベントルート、スプロケ、などなどなどなど

色んなライブに行っては飛んで跳ねて汗をかいていた

当時は東北に住んでいたんだが、ハイスタはなかなか来なかった。

途中から逆にハイスタ聞いてるやつはにわか。位まで捻くれた野郎になっていたが、そこで、メイキングザロードの発売&レコ発ツアーの開催がアナウンスされた。これは行くっきゃない。ハイスタはにわかなんて行ってる場合じゃねぇ。友達と最重要ミッションに位置ずけ、交代でチケットのために並んだ。当時は空前のメロコアブームで、エアジャムもすでに大成功を収めており、そのムーブメントの最重要バンド。と言うか自分がメロコアにどっぷりハマったハイスタ。close to me がどうしてもどうしても聴きたかったし暴れたかった。1日以上並んだ気がする。でもチケットは買えなかった。

金の無い大学生はダフ屋からチケットを買うなんて選択肢はなく、当然諦めるしかなかった。

まぁ、そのうち新しいアルバム出して来るだろう...

そして20年程の月日が経ち今である。

2011年の復活の時に、エアジャム2011に申し込んだが、当然のように外れた。

震災直後の青森のkenbandのライブはハイスタ復活がTwitterでアナウンスされた次の日位だった。kenは照れ臭そうに次やるときは違う奴が歌っているかもと、stay goldを演った。

話はそれたが、北海道在住の自分は最初のエアジャムこそ申し込んだが、その後のフェスはスルーしていた。土日が休みでないリーマンには、おじさんには、なかなか参加は難しいのだ。一度札幌にも来たが、やはり土日。涙を飲んだ。

そして今回。である。自分は家族で参加したかった。子供にライブを経験させたかった。と言うよりハイスタのライブを知って欲しかった。仕事だのなんだの言ってらんねぇ。しゃらくせぇ。と酔いに任せてチケットを申し込んだ。

当選した。

まず外れるだろうとタカを括っていたが、なんと当選。

これは行くっきゃないと、妻に告げ、妻にも仕事の休みをもらうよう伝えた。

万が一の為、子供にはまだ言わなかった。

 

無事当日を迎えることができたが、北海道まさかの大雪!

自分は翌日札幌で仕事なので、公共交通機関にて移動。

妻と子は車で。って札幌まで運転したこともない奴が、一年ぶり冬道運転。

彼女もそれなりに楽しみのようだ。

無事札幌で落ち合い、いざアイスアリーナへ。

30代、40代が感覚的に9割。小さい子連れも多い。

ツアーTはもちろん、懐かしのハイスタTからピザTからkenbandのTシャツ、原オナTまでいる。

いいね。みんな楽しみにしてたんだ。だーれも知ってる人なんていないが、同窓会のような雰囲気。子連れだったのでスタンディングの指定席へ。

 周りのみんなもそわそわ待ちきれなそうだ。

待つこと20分。照明が落ちあのSE ブラフマンだ。

20年前のリベンジ、ブラフマン始めます。

そこから怒涛の流れ。

懐かしい曲から不倶戴天まで、いわゆる前座扱いでもさすがブラフマン

自分も周りも後に残す体力など考えずガンガンに吼えてる。

途中のMCでは2011のエアジャムのような次のバンドが見てぇを少し期待したが

それはなく、ケンの騒動を茶化したりしながら、戦友を呼ぶとのこと。

イルボスティーノ登場!ラストダンス!

心なしかおっさんおばさんの多い自分の周りはクールタイム。

自分もそうだ。

からのslang ko!守破離

この辺りは最新曲の今夜に付属のDVDで見ていたがまさか実現するとは。

さすが北海道だな。得したな。と思っていたら、ラスト

今夜。

最初聞いたときはブラフマン日和ったなこんな歌と思っていたが、聞くほどハマり

今回のライブで一番聞きたかった曲だ。絶対やると思ってたし。

ん?toshi-lowの横に誰かいんな?って細美じゃん!!

ここでエルレ細美武士登場!なんのアナウンスもなく、すっと出て来てすっと去って行った。正直エルレが売れてる頃は二番煎じ三番煎じのバンドだろうと見向きもせず、聞いてなかった。だいぶ経ってから後輩から勧められて聞いて、自分の認識が間違いだと気付いた。なんかシュッとした格好しててこんな奴はダメだと勝手にファッションバンド認定して受け入れなかった記憶がある。あの頃多かったし。そう言うバンド。良さに気付いたときはすでにエルレは活動してなく、hiatusに移行していた。

ちなみにhiatusもmonoeyesも未だに聞いたことはない。

お得感にホクホクしてるうちのbrahman終了。

ここからが本番のつもりだったがすでに7割の体力を消費してしまっている。

相手はbrahmanだ。これは仕方ない。20年ぶりのブラフマンは変わらずパワフルで真っ直ぐだった。歳をとり円熟味の増した演奏とヴォーカル。いいもの見れた。しかしみんな髪が長い。

待つことしばらく。改めてライトダウン。あのSE。

ハイスタだ!登場と同時に怒涛の怒号のような歓声。

ダメだ。横綱だ。すごいわ。

横綱のアレだ。

一曲目。staygold

電車道だわこんなの。一気に寄り切られた。

残りの体力など考える余裕もなく

考える前に体が動く。声が出る。

ハイスタの作るこの場での大きなうねりに飲み込まれ、身を任せ

為す術はなかった。DVDで感じた難波のしょうもないMCも最高だった。

居るだけでありがたい。もう絶対に見れないんだと思ってた。

20代前半の頃はピザのサイトのkenのコラムの更新を毎日チェックしてた。

難波のTYUNKやULTRABRAINのサイトを見て、版権を三分割せよ。との発言に

終わった。と思った。kenもハイスタである前に一人の人間だ。とソロの活動をしているにもかかわらず、ハイスタの事ばかり聞かれることに相当苛立っているように感じた。そのハイスタが目の前にいる。おっさんが言うのもキモいがそれで十分だった。まさに夢にまで見た光景だった。そして何よりも子供にもみせることができた。

最高のライブだった。子供は初めてのライブだったが、デカイ声を出して腕をブンブン振っていた。終わってから聞いたら、今まで味わったことのない気分だそうだ。自分も初ライブの時はそうだった。多くの機会を作って連れて行きたい。次はアリーナ席でもいいそうだ。

自分がメロコアにハマったclose to me

一番好きな starry night

どっちも演った。完全燃焼した。

アイスアリーナを出るとまだ雪が降り続いていた。15センチは積もってる。

車まで20分歩いた。死ぬほど寒いのでみんな口数は少ないが、とても満足そうだった。

妻と子はこれから5時間かけて帰るのだ。とんでもない代償だ。

家族を見送った後、ホテルにチェックインし、シャワーを済ませ

会社の仲間の宴会に混じって行った。

行かなきゃよかった。

調子に乗ってボロボロになった。